海神エーギルの館で、アース神たちに怒りをぶつけたロキ。
そのロキに、アースガルドでの生活にピリオドが打たれる時・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ロキの捕縛 12』
鮭に変身しているロキが、
捕まるものかと網の上を飛び上がった途端、
そのすぐ後ろにいたトールの手が伸び、
鮭はすっぽりと、その手の中に入ってしまったのです。
驚いたロキの鮭は、トールの手からすり抜けようと、
尾びれを激しくトールの手に打ち付けてみたり、
グネグネと身体を何度も捻ってみたのです。
しかしその度に、鮭を掴むトールの握力はどんどん強くなり、
片手は頭を、もう片方は尾の付け根のくびれを
しっかりと握り力を込め続けるのです。
それでもロキは、まだもがき続けますが、
もうどうやっても、逃れることは出来ませんでした。
ついにロキは、これが自分にとって最後だと、
ロキもやっと観念したのです。
バルドルの死の直後に、神々は誰もロキの血を流すことで
神聖なグラズヘイムを穢す行為はしませんでした。
勿論それが、アースガルドでの決まりであり、
義務であるため、それを破ろうとはしませんでした。
しかし今、神々の一行がいるこの場所は、
アースガルドではないのです。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
