海神エーギルの館で、アース神たちに怒りをぶつけたロキ。
そのロキに、アースガルドでの生活にピリオドが打たれる時・・・
身をかがめ、焚火の痕跡を見つめるクヴァシルは、
その灰の形、模様が一体何かを、必死に考えたのです。
『もしやこれは、魚を獲る網だったのではなかろうか?
そうか。奴は、ここで魚を獲って暮らしていたのだな。
では我々も、水の中を探って、
魚を捕まえてみたらどうだろう?』
クヴァシルは、そこにいた仲間たちへ提案したのです。
神々はみな、その意見に賛成しました。
そこで狭いロキの隠れ家に皆で車座に座りこむと、
落ち切っていない夕日が差し込む中で、
急いで大きな魚を獲る網を、全員で作り始めました。
神々は網を作りながら、
滝壺の中や、海へと続く流れ、
川の至るところを、浚ってみようと話し合ったのです。
神々は、クヴァシルが燃えた灰の中で見つけた、
巧妙な網の形を真似しながら、網を編み出しました。
そしてどんなに小さな魚さえも、
決して網の隙間から、逃れることが出来ない程、
目が細かく、巧みで大きな網を編み上げると、
神々は、狭いその場で眠りについたのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
