海神エーギルの館で、アース神たちに怒りをぶつけたロキ。

そのロキに、アースガルドでの生活にピリオドが打たれる時・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『ロキの捕縛 7』





身をかがめ、焚火の痕跡を見つめるクヴァシルは、

その灰の形、模様が一体何かを、必死に考えたのです。



『もしやこれは、魚を獲る網だったのではなかろうか?

 そうか。奴は、ここで魚を獲って暮らしていたのだな。

 では我々も、水の中を探って、

 魚を捕まえてみたらどうだろう?』



クヴァシルは、そこにいた仲間たちへ提案したのです。



神々はみな、その意見に賛成しました。

そこで狭いロキの隠れ家に皆で車座に座りこむと、

落ち切っていない夕日が差し込む中で、

急いで大きな魚を獲る網を、全員で作り始めました。



神々は網を作りながら、

滝壺の中や、海へと続く流れ、

川の至るところを、浚ってみようと話し合ったのです。



神々は、クヴァシルが燃えた灰の中で見つけた、

巧妙な網の形を真似しながら、網を編み出しました。

そしてどんなに小さな魚さえも、

決して網の隙間から、逃れることが出来ない程、

目が細かく、巧みで大きな網を編み上げると、

神々は、狭いその場で眠りについたのでした。




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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