海神エーギルの館で、アース神たちに怒りをぶつけたロキ。
そのロキに、アースガルドでの生活にピリオドが打たれる時・・・
ある時、ロキはこの隠れ家から出て、
別のものに変装すれば、
安心できるかもしれないと考えたのです。
そこで明け方、まだ日が明け切らぬ時分、
ロキは、大きな鮭に姿を変えると、
大量の水を飲みこむ、
フラーナングの滝の滝壺の中へと飛び込みました。
流れは、鮭の姿のロキの周囲で渦巻きます。
ごうごうと響く水の音は、ロキの頭上で
まるで雷鳴が轟いているかのように聞こえました。
その音を聞くと、鮭のロキは、
変身し、水の中に居ても安全ではないと感じたのです。
ロキの不安は、神々がロキに追いつくかではなく、
いつ神々に捕まってしまうのか。
それがとても不安でたまらなかったのです。
ロキは追われる身で、隠れている事が不安でしたが、
それ以上に、神々にどんな罰を受けるのかと思うと、
それが恐ろしく、居てもたってもおられぬのです。
それ故に、ロキは自分が持っている
ありったけの智恵をふりしぼり、
出来るだけ長い時間、捕われない様にと、
時間を稼ごうと、心に強く思ったのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
