海神エーギルの館で、アース神たちに怒りをぶつけたロキ。

そのロキに、アースガルドでの生活にピリオドが打たれる時・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『ロキの捕縛 4』





ある時、ロキはこの隠れ家から出て、

別のものに変装すれば、

安心できるかもしれないと考えたのです。



そこで明け方、まだ日が明け切らぬ時分、

ロキは、大きな鮭に姿を変えると、

大量の水を飲みこむ、

フラーナングの滝の滝壺の中へと飛び込みました。



流れは、鮭の姿のロキの周囲で渦巻きます。

ごうごうと響く水の音は、ロキの頭上で

まるで雷鳴が轟いているかのように聞こえました。



その音を聞くと、鮭のロキは、

変身し、水の中に居ても安全ではないと感じたのです。



ロキの不安は、神々がロキに追いつくかではなく、

いつ神々に捕まってしまうのか。

それがとても不安でたまらなかったのです。



ロキは追われる身で、隠れている事が不安でしたが、

それ以上に、神々にどんな罰を受けるのかと思うと、

それが恐ろしく、居てもたってもおられぬのです。



それ故に、ロキは自分が持っている

ありったけの智恵をふりしぼり、

出来るだけ長い時間、捕われない様にと、

時間を稼ごうと、心に強く思ったのでした。




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
ペタしてね