海神エーギルの館で、アース神たちに怒りをぶつけたロキ。
そのロキに、アースガルドでの生活にピリオドが打たれる時・・・
神々と、狂暴で残忍な巨人たちとの、
最後の戦い ラグナレク(神々のたそがれ)の日に、
全ての巨人たちは、
死んだ人間の爪だけで造った船「ナグルファル」に乗り、
その船を、巨人のフリュムが舵を取り、
アースガルドへと乗り付けることになったのです。
巨人たちは、大ガラスに変身しているロキの言葉を聞き、
早速、ミッドガルドへと出掛けては、
大勢の人間を殺しては、手足の爪を剥ぎ、
ヨーツンヘイムの荒れ野へ戻って来ることを、
何度も何度も、繰り返したのでした。
アースガルドの神々と、ミッドガルドの人間たちは、
いつまでもこの船が作られない様に、
祈る事しか出来ませんでした。
ロキは、この荒れ野の巨人たちが、
これをラグナレクの日まで繰り返すことを確信すると、
他の地方の巨人たちへも、
神々への復讐を持ちかけに出かけました。
ロキは南の炎の地方の、ムスペルに飛んで行くと、
今度は、大きなトカゲに変身し、
ごつごつとした岩場に行きました。
そしてそこに住んでいる、炎の巨人たちに、
『ヴァン神のフレイは、妻を娶る為に、
魔法の剣「炎の剣」を召使いに与えたのさ。
ここ炎の巨人の国の首領
黒マントのスルトと、戦うための作られた「炎の剣」を
フレイは持っていないから、簡単に倒せるぞ!
それにもう一つ。
アースガルドで一番の剣豪チュールの利き腕は、
大きな狼フェンリルによって、
咬み千切られて、失われてしまったのさ!』
と、ロキは話をし、
炎の巨人たちを大いに、喜ばせたのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
