悲しみに満ちたアース神たちが、バルドルの死を受け入れ始めた頃、
海神エーギルは醸造した酒を振る舞うために、神々を館に招きました。
その宴で酒が入ったロキは・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『ロキの口論 18』





それを聞いたロキは、



ベイラ、お前の言葉なんか聞きたくもない!

 お前の夫、ビュグヴィルもお前も、

 本当に、不愉快な奴らだ。

 お前なんて、自分の汚物に紛れてしまえばいいんだ!』



と、悪口を考え、大声で怒鳴っていた為に、

ロキは、海神エーギルの館に、雷の神が入って来たことに、

全く気付かなかったのです。



そのトールは、ロキが言いたい事を全て言い終るのを、

じっと後ろに立って待っていました。



そしてロキが、ベイラに向かって大声で罵った後、

おもむろにロキの前に現れ、

大きな両手を力いっぱい握りしめ、

ロキの前のテーブルを思い切り叩いたのです。

横木を組み、積み上げただけのテーブルは、

大きく揺れ、そこにあった神々の杯は、

空中のアチコチに、飛び上がってしまいました。



そしてトールが、吼えたのです。



『黙れ、ロキ!このクズめが!

 黙らないならば、俺のハンマーで、

 お前の減らず口が、二度と開かないようにしてやろうか?

 それとも、お前の肩の骨を打ち砕いて、

 首と胴体とを切り離してやろうか?

 ここでお前の最期の時を、迎えてやろうか?』




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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