悲しみに満ちたアース神たちが、バルドルの死を受け入れ始めた頃、
海神エーギルは醸造した酒を振る舞うために、神々を館に招きました。
その宴で酒が入ったロキは・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ロキの口論 15』
フレイの召使い、ビュグヴィルに怒鳴られたロキは、
『もうたくさんだ!
お前はどんな時でも、お前の主人に招かれた客たちに、
満足な食事も、酒も用意することが出来ない、
のろまで、ろくでもない召使いじゃないか!
そして神々や その召使いたちが、
巨人との戦いの準備をし始めると、
お前はいつの間にか、いつも居なくなっちまった。
お前はコソコソ逃げ回る、口先ばかりの臆病者さ!』
そう叫び、フレイの召使いをバカにした時、
アースガルドの城壁の番人のヘイムダムが、
『ロキ、もうその位にしておけよ。』
そう穏やかに口を挟んだのです。そして
『ロキ、お前は酒を飲んで、酔っているのさ。
お前の皆への攻撃は普通じゃないぞ。
もうその辺で、やめておけよ。
酔っ払ってしまうと、誰も自分のお喋りを止められない。
抑えられなくなるものさ。
だからお前も、その辺でやめておけよ。』
と優しくヘイムダムが語りかけたのですが、
『ははは。ヘイムダム、ヘイムダム。
気の毒なヘイムダムよ。
神々に、卑しい仕事を押し付けられた、ヘイムダムよ。
お前は、神々の命令で、
お前の一生は、眠る事も 座る事も許されない。
疲れたって、立ちっぱなし。
全くもって、ヘイムダム、お前は気の毒な奴さ。』
と、ロキはヘイムダムを罵ったのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
