悲しみに満ちたアース神たちが、バルドルの死を受け入れ始めた頃、
海神エーギルは醸造した酒を振る舞うために、神々を館に招きました。
その宴で酒が入ったロキは・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ロキの口論 14』
次にフレイが、ロキに言いました。
『ロキ、お前の息子の狼は、神々が滅亡する時まで、
河口で、大口を開けたまま囚われままさ。
そしてお前も、その良く動くうるさい口を閉ざさない限り、
直ぐに鎖でつながれて、囚われることとなるぞ。
お前は、鍛冶屋も、神々をも騙すペテン師だ!』
するとロキは、
『お前は巨人のギョミルの娘を金で買ったっけなぁ。
そうそう、お前はその娘欲しさに、
ムスペルの炎の巨人と唯一戦える剣さえ、
手放しちまった、まったくの愚か者だよ。
ムスペルの巨人どもが、真っ暗闇の森からやって来たら、
どうぞお前は、素手で奴らと戦ってくださいな。
そして全身に大やけどを追えばいいのさ!』
と、皮肉たっぷりに言い放ったのです。
それを聞いたフレイの召使いのビュグヴィルは
『もし私が、名高い神々の一員であったなら、
このお喋りガラス(ロキのこと)を
一撃で倒して、骨も肉もぺしゃんこにしてやるのに!』
と、カンカンに怒って言いました。
『何だ? この這いつくばって、俺に咬みつこうと、
吠えたててる男は?
一体こいつは、どこのどいつだ??
フレイの腰ぎんちゃくか?』
ロキは、フレイの召使いをバカにしました。
『私は、バーレイ・ビュグヴィルだ!
私は、誰よりも忠実なフレイ様の召使いだ!
そして何よりも、万物の父オーディンや
沢山の神々が集い、神々が笑顔であるのを見るのが、
何よりの私の喜びなのさ!』
フレイの召使いは、ロキが神々を馬鹿にするのが許せず、
力いっぱい、そう叫んだのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
