悲しみに満ちたアース神たちが、バルドルの死を受け入れ始めた頃、
海神エーギルは醸造した酒を振る舞うために、神々を館に招きました。
その宴で酒が入ったロキは・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ロキの口論 12』
美しい娘をバカにされた父のニヨルドが、
今度はロキを相手に、前に出ました。
『1人の女が、夫か恋人か、もしくは両方と寝る。
そんなことが、そんなに重大な問題なのか?
赤ん坊を産んだ男の方が、
よっぽど、問題があると思うがね。』
これを聞いたロキは、
『いい加減にしろよ、ニヨルド。
お前は、人質として神々の国に来たくせに、
今は、巨人ヒュミルの娘に、夢中じゃないか。
巨人の娘は、毎日、お前の上に跨って、
お前の口の中に、小便を垂れ流しているんだっけな。』
と、酷い事を言い放ちました。
『確かに、ここまでの道中は長かったさ。
しかし、人質として神々に差し出された事は、
とても、私たち親子にとっては名誉な事さ。
そして私は息子を1人授かったが、
この息子は、神々にとても愛された上に、
この世界においても、最高の神となったのだからな。』
そう、ニヨルドは息子を自慢したのです。
するとロキは、
『ふん、子供の自慢話とは、恐れ入ったよ。
そのご自慢の息子は、お前がお前の妹を孕ませて、
強引に産ませた子供だろう。』
と、ニヨルドにも毒を吐いたのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
