悲しみに満ちたアース神たちが、バルドルの死を受け入れ始めた頃、
海神エーギルは醸造した酒を振る舞うために、神々を館に招きました。
その宴で酒が入ったロキは・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ロキの口論 10』
オーディンとロキの口論を制したのは、
オーディンの妻フレッガでした。
『もうおやめなさい、2人とも。
あなたがた2人とも、そんな過去の事は、
それぞれの胸の内にしまっておきなさい。
忘れた方が良い事なのよ。
そんな事を、言い争っても仕方がない事ですよ。』
と、平和を取り戻そうと穏やかに話すのですが、
『いい加減、良い奴を気取る事はやめろよ、フレッガ!
大地の神、フィヨルギュンの娘よ、
お前は、生まれながらの尻軽女さ。
お前はオーディンの妻でありながら、
オーディンの兄弟たち、
ヴィリとヴェーとも寝たんだろう?
どこまでもお前は、尻軽な女さ!』
と、ロキはフレッガまでをも、罵ったのです。
『この海神エーギルの館に、
今は亡きバルドルが、傍に居てくれさえすれば、
ロキ、あなたは戦わずに、
ここから出て行くしか、道は残されないのに。』
フレッガは、悲しみの心の内を話しました。
『ああ、可愛そうなフレッガ。
二度と再びバルドルが、暖かい家の中に、
入ることが出来ないよう、殺してやったのは、
誰を隠そうこの俺様さ。あーはははは。』
ロキは、高笑いしながら
フレッガと、亡きバルドルを侮辱したのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
