悲しみに満ちたアース神たちが、バルドルの死を受け入れ始めた頃、
海神エーギルは醸造した酒を振る舞うために、神々を館に招きました。
その宴で酒が入ったロキは・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『ロキの口論 7』





プラギは、自分に対して苦々しい言葉を吐いたロキに、



『もしもお前が、

 お前自身が抱いている深い恨みを、胸の奥にしまい、

 神々の怒りを、もうこれ以上買わないように

 努力すると約束し、守ってくれるなら、

 わしはお前に、わしの大切な馬をやろうと思う。

 それにお前に、一振りの剣もやるぞ。

 おまけに金の指輪もやることにしよう。』



と、大声で笑いながら言ったのです。

それを聞いたロキ



『この大嘘つきのプラギが!

 お前は一度だって、自分個人の馬を

 持った事なんてないじゃないか。

 それに指輪だって、持っていたか?

 ふん、今までだけじゃないさ。

 これからだって、お前には馬も指輪も持てやしないさ。

 この館の中にいる、神々や妖精たちのの中で、

 お前が一番の臆病者さ。

 争いの時、矢が飛び交うと、

 お前はいつも盾の後ろに隠れて、戦いもせず、

 ただただじっと隠れて、

 事の成り行きを、こっそり見てるだけの臆病者さ!』



と、プラギを罵りました。

するとプラギは、



『もしわしが今、外に居て立っていたなら、

 お前の頭と、胴体はバラバラになっているだろうよ!

 それが口から出まかせばかりを言う、

 お前への、代償だと知れ!

 わしがこの館の中で、座っている事に感謝するんだな。』



そうロキに言い返しました。

しかしそれにロキが、



プラギは、いつも口先ばかりだ。

 行動を起こすことも出来やしない。

 本当に、勇気があるなら、じっと座ってないで、

 立ち上がって、俺を外に連れ出して

 お前が言った事をやってみろよ。

 どうせ出来やしないのに、大ぼら吹きはどこの誰だ?

 本当にお前は、口先ばかりの、役立たず。

 花嫁の様に、じっと大人しくそこに座ったままでいろ!』



と、輪をかけてプラギを罵ったのでした。




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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