愛しい息子の死が、どうしても避けられないと知った母フレッガ。
フレッガは何としても、息子の死を避けるために、
世界中の全ての動植物、そして形なす物、姿無き者に至る全てのものに
息子の命を奪わないことを誓わせたのですが・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『バルドルの死 20』





何としても、バルドルの弟の盲目のヘズ

この競技に参加したい、そう思わせたいロキは、

何か良い策が無いか、珍しく黙り込んだのです。

その時、周囲の皆が、大声で笑い始めたのです。



ロキ、どうしたの?

 みんなは、何を笑っているの?』



ヘズはロキに、周囲の様子を尋ねました。



『なーに、誰かの放った投げ矢が、

 バルドルには当らずに、

 トンチンカンな方向に飛んで行っただけの事さ。

 ヘズ、君も、他の皆と同じように、

 君の兄さんに、敬意を表すためにも、

 この競技に参加しなくちゃね。』



ロキは、まるでそう心底思っているかのように、

優しくヘズに、語りかけました。



『でも、僕は武器を何も持っていないよ。』



ヘズは、言いました。



『だったら俺が持ってる、小さな枝を使うと良いさ。』



ロキは、とうとうヘズ

競技に参加する気持ちになった事を喜びました。

そして用意した、唯一、バルドル

「怪我をさせない」と、誓っていないヤドリギの小枝を、

ヘズの手に握らせてしまったのです。




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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