愛しい息子の死が、どうしても避けられないと知った母フレッガ。
フレッガは何としても、息子の死を避けるために、
世界中の全ての動植物、そして形なす物、姿無き者に至る全てのものに
息子の命を奪わないことを誓わせたのですが・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『バルドルの死 8』





日に日に、バルドル

大勢の神々の標的にされました。

しかし、どの神もそれを楽しそうに、

また、バルドル自身も、悪夢を見なくなった今、

それを嬉しく受け入れて、

この新しい競技を、皆で楽しんでいたのです。



しかしロキだけは、別でした。



この悪賢く、ずるい神は、

神々が楽しく競技するのを見る度に、

イライラが大きくなっていったのです。



そんなロキの1番の楽しみは、多くの神々の災難や苦悩。

それが彼にとっての、何よりの喜びだったのですから。



バルドルに、どんなに力持ちの神が攻撃しても、

あらゆる物理的攻撃を跳ね返してしまうのです。

それを見ると、どうにもイライラと、

怒りが込み上げてしまうロキなのでした。



そんなロキの心の中では、アース神たちへの復讐心が、

めらめらと日に日に大きく膨らんでいきました。



そんなにその競技を見る事が、

虫唾が走るほどに嫌ならば、それを見ずに居ればいいのに、

それも出来ないロキなのです。

どうにもイライラが募るのに、

どうにも彼らの傍から離れられずに、

ただただ傍観し続けていたのです。




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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