愛しい息子の死が、どうしても避けられないと知った母フレッガ。
フレッガは何としても、息子の死を避けるために、
世界中の全ての動植物、そして形なす物、姿無き者に至る全てのものに
息子の命を奪わないことを誓わせたのですが・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『バルドルの死 7』





神々は、このバルドルとの挨拶が、

段々楽しくなってきて、さらにエスカレートして行ったのです。



バルドル

 今日は、この大きな石を当ててみようと思うのだが、

 どうだろう?

 やってもいいか?』



と、聞き、バルドルが笑顔で、



『もちろんです。やってみてください。』



と答えたら、バルドルの頭の大きさほどもある、

大きな石をバルドルの頭めがけて、投げつけるのです。



『大丈夫か? バルドル?』



『すごいですね。こんなに大きな石なのに、

 全く、痛くありませんでしたよ。

 それどころか、全く何も感じませんよ。』



それを聞くことで、神々は安心したのです。

皆の愛するバルドルがもしも死んでしまったらと思うと、

居てもたっても居られなくなるからです。



それ程まで、バルドルは皆から愛され慕われていたのです。



それを見ていた他の神は、



バルドル、石では無く、矢はどうだろう?』



『もちろん、やってみてください。』



数人の神々で、バルドルを壁際に立たせると、

1人の弓の名人の神が、バルドルの頭めがけて、

矢を放ったのです。



ところが矢は、バルドルに当ると2つに割け、

やはりバルドルを傷つけることは出来ませんでした。



ある時は、バルドルの脳天に斧を打ち付けたり、

ある日は、鋭い槍で突いたり、

時には、剣で斬りかかっても、

バルドルは、誰からも

怪我を負わされることはありませんでした。




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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