オーディンとヘーニル、そしてロキの3人は連立って旅へと出発しました。
旅の途中、3人は川の岩場で、大きな鮭を捕まえたカワウソを発見します。
ロキは、美味しい食事の為に、石を投げ付けカワウソを仕留め、
カワウソと、鮭の両方を手に入れたのです。 しかし・・・




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3人の神々は、皆揃って、喜びました。

ロキは1発で獲物を仕留めた、自分の素晴らしい腕前に、

オーディンヘーニルの2人の神は、

その夜の素晴らしいご馳走を思って、喜んだのです。



神々は滝の横の、険しい崖を上り、

その先の狭い川の谷間まで歩き続けたのです。



谷へとやって来る頃には、辺りは徐々に暗くなり、

太陽は既に、観えない所まで行ってしまっておりました。

神々は、真の闇が訪れる前に、

急いで、その日の寝床を探さねばなりません。



するとその場から、いくらも歩かない所に灯りが見えました。



近づいて行くと、煙突からは煙が上がっています。

誰かが住んでいるようです。

煙が見えた頃には、すでに辺りは真っ暗でしたから、

3人は灯りと煙を見付けられた幸運に、深く感謝しながら、

尚も、歩みを進めたのです。



そこには1軒の農家がありました。

オーディンは、戸を叩くと、



『今夜の宿を、1晩貸してはくださらないか?

 私たちは、野宿をしたくない。』



と、中の者に声をかけました。

するとすぐに、主人らしき者が扉から出てきて、



『あなた方は、何人いるのです?』



と、尋ねたのです。



『私と、他に2人の連れがいます。

 宿賃として、私たちは食料を持っています。

 それを差し上げましょう。

 私たちは、とても今日は運が良かった。

 きっと貴方たち、皆さんのお腹も満たされるでしょう。』



と、オーディンは答えたのです。




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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