フレッガから鷹のマントを借り、ヨーツンヘイムへと遊びに行ったロキ。
しかしそこで巨人ゲイルロドに捕まり、ロキは危うく命を落としそうに・・・。
逃がしてもらう代わりに、ロキはゲイルロドと・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ゲイルロド 13』
トールの投げた大きな岩は、見事、
ゲイルロドの娘のギャルプの足に当り、
彼女は、大けがをしてしまったのです。
ギャルプは、大声で泣き叫びながら、
父親のゲイルロドいる館へと帰って行きました。
その時です。
ギャルプが川から離れるために、川の中で
怪我をした足を、引きずりながら回転させた途端、
流れが今まで以上に、急になったのです。
トールは、その急な流れに足を取られ
川下へと流されそうになってしまったのです。
ロキは、相変わらず トールの首にしがみついたまま、
一緒に水の中に入ってしまいました。
トールは、川下には流されまいと、
傍にあった1本のナナカマドの樹を、素早く掴みました。
有り難い事に、このナナカマドは
川底に、しっかりとした太い根を張っておりました。
お蔭でトールは、体勢を立て直すことができ、
折れない杖を突きながら、ゆっくりと向こう岸へと、
浅瀬を選びながら歩いて行く事が出来たのです。
やっとの思いで、向こう岸に着いたトールは
『あそこに生えているナナカマドのお蔭で、
俺たちは、命拾いをしたな。』
と、ロキに向かって声をかけたのでした。
暫くして、トールとロキは、再び歩き始めました。
そして午後には、ついにゲイルロドの館に辿り着いたのです。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
