狂暴な巨人との戦いで、頭部を負傷したトールを治癒した巫女のグロア。
そのグロアは、行方不明だった夫と再会した後間もなく、息を引き取ったのでした。
再会の喜びもつかの間、悲しみにふける夫は、新たな妻を娶ります。
しかし新たな妻は、グロアの息子に、辛く当り続けたのです。
成長したグロアの息子スヴィプダーグに、継母はまた辛い試練を与えたのです。
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『スヴィプダーグ 15』
スヴィプダーグは、城はロキが造った事を聞き頷くと、
『そうなのかい。
では更に聞こう、フィヨルスヴィドよ。
この城の美しい城主が座っている、
高い山のような場所とは、
一体、皆には何と呼ばれているのだろうか?』
と質問したのです。 すると
『あの場所は、「治癒の丘」リュフヤベルグ、
そう皆からは言われているよ。
病人や怪我人が、癒される場所、
癒しを求めて、やって来る場所なのだよ。
そこに登って行った全ての女性たちは、
たとえ長い事、病床で寝ていたとしても
必ず癒され、回復するのだよ。』
と巨人は答えました。
『治癒の丘に座る、城主メングラッドの膝元で、
にこやかに座っている少女たちは誰だい?』
と、スヴィプダーグは質問しました。
『あの少女たちは、城主を助け、皆を助ける者たちさ。
フリフ、フリフスラサ、スリョドヴァラ。
それから輝くビョルト、白いブレイク、
ビリッドと、フリッド。
親切なエイル、
それに黄金を与えるアウルボダだね。』
巨人は少女たちの名を明かしました。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
