狂暴な巨人との戦いで、頭部を負傷したトールを治癒した巫女のグロア。
そのグロアは、行方不明だった夫と再会した後間もなく、息を引き取ったのでした。
再会の喜びもつかの間、悲しみにふける夫は、新たな妻を娶ります。
しかし新たな妻は、グロアの息子に、辛く当り続けたのです。
成長したグロアの息子スヴィプダーグに、継母はまた辛い試練を与えたのです。




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『スヴィプダーグ 13』





スヴィプダーグは、



『私はその魔法の剣を、怪我1つせずに

 盗み出すことは出来るだろうか?』



と聞くと、



『もちろん出来るとも。

 誰にも手に入れられない、貴重な宝物を、

 邪悪な炎の巨人の妻、シンモラに贈ったら、

 彼女はお前を、決して傷つけることなどしないさ。』



と巨人は答え、再びスヴィプダーグは、



『その痩せこけた女の巨人、シンモラを喜ばせる、

 最大の贈り物とは、一体何だろうか?

 贈るべき宝とは、何が良いのだろうか?』



と聞きました。 すると、



『お前の持っている袋の中に、世界樹の天辺に居る、

 黄金の雄鶏の尾羽を、1枚入れて行くがいいさ。

 それを邪悪な炎の巨人の妻に与えれば、

 彼女はお前に礼として、

 魔法の剣、レーヴァティンをくれるだろうよ。』



と、巨人は言ったのです。

スヴィプダーグは、大きく頷きました。

そして更にまた、新たな質問を巨人へと投げかけます。



フィヨルスヴィドよ。

 お前は、本当に何でも知っているのだな。

 本当に素晴らしい知恵者だな。

 では再び、私に教えておくれ、フィヨルスヴィドよ。

 魔法の炎に囲まれている、

 この城の名は、一体何というのだい?』




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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