狂暴な巨人との戦いで、頭部を負傷したトールを治癒した巫女のグロア。
そのグロアは、行方不明だった夫と再会した後間もなく、息を引き取ったのでした。
再会の喜びもつかの間、悲しみにふける夫は、新たな妻を娶ります。
しかし新たな妻は、グロアの息子に、辛く当り続けたのです。
成長したグロアの息子スヴィプダーグに、継母はまた辛い試練を与えたのです。




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『スヴィプダーグ 5』





母の愛と、希望の魔法を授かったスヴィプダーグは、

グロアと別れを告げ、

ニブルヘイムの門を後にしました。



そして一旦、しっかりとした旅支度を整えるために、

ミッドガルドの父の家に戻ったのです。



そして継母の意地悪な命令であると同時に、

グロアの予言では、

未来の素晴しい花嫁となる女性を探す旅に、

スヴィプダーグは出発しました。



しかし未来の花嫁のメングラッドが、

一体どこに住んでいるのか、

それは誰にもわからないのです。

ただし、スヴィプダーグの意地悪な継母と、

既に肉体は滅びている母で、巫女のグロアだけは、

メングラッドが、この世のどこかに

確かに居ると云う事だけは、知っていましたが・・・



何処に住んでいるのか判らない、メングラッドを探す。

その為、この世にある9つ全ての世界を、

スヴィプダーグは彷徨う覚悟をしたのです。

この旅は、長くて困難になるだろうと思われました。



そんな当てのない旅を

幾日も幾日も、続けていたある日のことです。

スヴィプダーグは、巨人の国ヨーツンヘイムにある、

大きな城壁の前に辿り着きました。

その高い壁は、炎に取り巻かれており、

大きな巨人が、門番として立っていたのです。




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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