この話しの時代は、アース神とヴァン神の戦いの直後へと遡ります。

神々の王オーディンは、新たな領地を拡大する為に、女神ゲフィオンを

広大な国の王 ギュルヴィの元へ、差し向けた所から話しは始まります。




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『ゲフィオンの国引き 6』





王は再び、年寄りの浮浪者の女に



『お前は私を、まるで王のように扱ってくれた。

 そこで今、私は、お前に本当の事を告げようと思う。

 私は、この国の王であることを、お前に告げる。』



そうギュルヴィ王は言ったのでした。



浮浪者の女は、その言葉で表情を変えることはなく、

相変わらずニコニコと王をみつめ、

王だ言ったことに対し、嘘をお付きでないよ、とでも言うかの様に、

少しだけ、鼻で王をあしらってみたのです。



『お前が私を介抱し、食べ物や知識を与えてくれたように

 私もお前に、何かを与えてやりたいと思う。

 4頭の牛に鋤(すき)を繋ぎ、

 お前が一昼夜の間に耕すことが出来ただけの、

 このスウェーデンの土地を、

 お前は自由に使って良い事にしよう。

 それでお前も、宿無しではなくなるぞ。』



そうギュルヴィ王は、女神に言ったのでした。



この話しが終ると、王と浮浪者の年寄り女は

別々の道を、歩き出したのです。



ギュルヴィ王は、元来た道を辿る事が出来、

自分の館へと帰ることができました。



女神は王の姿が見えなくなると、

本来の美しい元の姿に戻り、

急ぎミッドガルドから出て、巨人の国へと向かったのでした。




ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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