巨人退治の為に、雷の神トールはアースガルドから出かけている事が多く、
雷の神が留守の間、アースガルドを守るのは、神々の王オーディンの役目なのです。
しかしアースガルドの中にばかりに居るオーディンは、徐々に退屈になって来たのでした。
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『トールと巨人の決闘 24』
石の杭の破片が、頭に刺さってしまった雷の神は、
平衡感覚を失い、山羊の車から墜落したのです。
頭から流れ出した血は、大地を覆いました。
しかし、トールの投げた武器ミョニルは、
杭にぶつかり、弾き飛ばされながらも、
その本来の標的を、見失ってはいなかったのです。
ミョニルは弾き飛ばされ、
そしてトールの元へと戻りながら、
その途中で、狂暴な巨人フルングニルの額にぶつかり、
その頭蓋骨を粉々に押し潰したのでした。
巨人はよろめき、地響きを立て倒れました。
所がこの時、運が悪い事にトールの背中に
巨人の大きな足が乗ってしまったのです。
トールは背中を抑えつけられ、
身動きが、全く取れなくなってしまったのです
フルングニルのすぐ横に居た
粘土の巨人ミストカーフは、
トールを見付けた時に余りに恐ろしくなり失禁し、
ガタガタと震えて、突っ立っている以外には
何も出来なかったのです。
そこにシアルヴィがやって来て、
このミストカーフの粘土の足を、
トールのミョニルで、力任せに叩いたのでした。
堅いけれども、乾いた粘土の足は脆く、
あっという間に割れてしまったのです。
自力で立っている事が出来なくなった巨人は、
後へと倒れて、大きな音がたったのです。
それと同時に、
ヨーツンヘイムに、大きな地震が起こったのです。
この大きな音と地震とで、ヨーツンヘイム中の巨人たちは、
フルングニルとミストカーフが負けたと悟ったのです。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
