巨人退治の為に、雷の神トールはアースガルドから出かけている事が多く、
雷の神が留守の間、アースガルドを守るのは、神々の王オーディンの役目なのです。
しかしアースガルドの中にばかりに居るオーディンは、徐々に退屈になって来たのでした。
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『トールと巨人の決闘 3』
オーディンと、巨人のフルングニルは、出会ってすぐに、
馬の良し悪しの問答を、始めてしまったのでした。
すると再び、巨人は
『お前は一体どれだけ、
ヨーツンヘイムのことを知っているというんだ。
小男のくせに、知ったかぶりもいい加減にしろ!』
と、オーディンに怒鳴りつけたのです。
するとオーディンは冷静に、
『ふん。お前には、勿体無いがね、
俺の頭を賭けても良い。
それほどまでに、俺の言ってることは
間違いない真実だってことさ。』
と、繰り返し巨人を小馬鹿にしたのです。
すると、
『このバカ者が!
俺様の馬、グルファクシ(金のたてがみと云う意)の事を
一度も聞いたことが無いっていうのか?』
と巨人は、目を真っ赤にして喚き散らしました。
『そいつは、なんだい?』
『俺様の馬さ。
お前の馬は珍しいし、足も速いかも知らんがな、
俺様の金の鬣(たてがみ)は、お前の馬よりも、
よっぽど速く走れるのさ、負けないのさ。』
再び喚き散らしたフルングニルに、オーディンは、
『ふん、嘘つきめ。 ホラばかり吹きおって。』
と、吐き捨てたのです。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪
おしまいっ
