動物たちが愛を育み、活動的になる暖かい季節は、
9つ全ての世界の者たちが、心待ちにしている狩猟の時でもあります。
そんな季節に雷の神のトールは、巨人を退治しようと、
悪戯者のロキと共に、巨人の国の首都、ウトガルドを訪れるのです・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』    前回の記事 『ウトガルドで技競べ 27』





トールが武器のミョニルを掴み、

門を壊そうと身構えたその時、



『おいおい、物騒だなぁ。

 トールミョニルをしまえよ。

 お前は少し、周囲をしっかり観察した方が良いぞ。

 とりあえず、俺のやる事を見てなよ。』



と、ロキはニヤニヤ笑いながら、

門の隙間から、するりと中に入って行ったのです。

トールは唖然としてそれを眺めていると、

すでにロキの細い体は、城壁の中で立ってるのです。



ロキの行動を見た シアルヴィと妹のロスクヴァも、

隙間から、身体を滑らす様に中に入って行きました。



トールは、大きな門をすり抜ける3人を

おどろきながら眺めていましたが、

ハッと我に返ると、

大きな体を、アチコチをぶつかりながらも、

何とかトールも、中に入ることに成功したのでした。



4人はそのまま、真っ直ぐな道を進みました。

すると大きく豪華な屋敷が見えたのです。

屋敷の扉は、開いていました。

4人は、周囲の家々よりも立派なこの屋敷が、

ウトガルドの王の屋敷に違いないと思い、

開いて扉から、そのまま中へと進んでいったのです。





- 追 記 -


あけましておめでとうございます。

ここに集いし皆様の、ご多幸をいく久しゅうお祈り申し上げます。

つたない文ではありますが、今年も神話の世界を存分に楽しんで頂ければ幸いです。

どうぞ今年もよろしくお願いいたします          ほ きち ふくろう の



ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ
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