動物たちが愛を育み、活動的になる暖かい季節は、
9つ全ての世界の者たちが、心待ちにしている狩猟の時でもあります。
そんな季節に雷の神のトールは、巨人を退治しようと、
悪戯者のロキと共に、巨人の国の首都、ウトガルドを訪れるのです・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ウトガルドで技競べ 18』
余りに巨大すぎる巨人のスクリューミルの歩幅は、
ミッドガルドで一番足の速いシアルヴィですら
追いつくのに骨が折れるほどです。
やがて4人は、徐々に遅れだし、
スクリューミルから離れてしまったのです。
しかし身体が、山の様に大きなスクリューミルの姿は、
どんなに離れても、遠くに見えるので、
時間はかかっても、追いつくことは出来ました。
この時も夕暮れになる前には、
森を抜けきったところで、
4人はスクリューミルに追いつきました。
この時スクリューミルは、
大きな木に背をもたせて座りながら、
4人が来るのを待ちわびていました。
小さな(実際には大きいですが)トールが見えたとき、
『ここにはこの木があるから、
夜露を遮ってくれるだろう。
今夜は、ここで休むことにしようよ。』
そう声をかけたのでした。
トールはクタクタでしたが、疲れた顔を、
決して巨人には見せませんでした。
どんな巨人にも、見くびられぬよう
常に用心しているのです。
しかし、ロキも子供たちも、
疲れ切った上に、飢え切っていました。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ。