動物たちが愛を育み、活動的になる暖かい季節は、
9つ全ての世界の者たちが、心待ちにしている狩猟の時でもあります。
そんな季節に雷の神のトールは、巨人を退治しようと、
悪戯者のロキと共に、巨人の国の首都、ウトガルドを訪れるのです・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ウトガルドで技競べ 16』
スクリューミルと名乗った巨人は、
アースガルドの神々の中では、
とても大きなトールに向かって、
『俺は、小さなお前が誰だか知ってるよ。
アースガルドのトールだろ?』
と、言い当てたのでした。
しかも、トールは決して小さくないのに、
小さいと馬鹿にしながら・・・。
さらに、
『トール、お前と仲間たちは、
俺の手袋をどうしようと云うんだい。
昨夜から、手袋を動かしていたようだが。』
と、スクリューミルは、手袋を指でつまみ上げたのです。
しかし、それのつまみ上げた物は、
昨夜、トールたちが身体を濡らすまいと
中に入り休もうとした、あの館でした。
トールも、ロキも子供らも、ぎょっとしました。
自分たちが、入口と思った場所は手袋の入口で、
真っ直ぐ続く通路の様な広間だと思った部分は、
手首の部分。
そして、その先を右に折れてあった場所は、
手袋の親指の部分だったのです。
驚く4人を見ながら、スクリューミルは、
『どこに旅に行こうというのか知らないが、
どうだい、俺と一緒に行かないか?』
と、言うと、
『よかろう。俺たちは、ウトガルドまで行くんだ。
一緒に、そこまでか、その近くまで行こう。』
トールは、答えました。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ。