巨人から、 神々と人間を守るために戦う 雷の神のトール。
そのトールの大切な武器、 ミョニルが 突然消えたのです。
困ったトールは、 ロキと一緒に・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『スリュムの花嫁 13』
その内、花嫁に変装しているトールを
じろじろと見ていた客の1人が、
『巨人も沢山食べるけれども、
この花嫁は、一体どれだけ食べれば気が済むのだい。』
呆れて、声を漏らしたのです。
すると侍女に化けているロキは、
『フレイヤ様は、一刻も早く、
スリュム様にお会いしたいと仰られ、
私たち、アースガルドを出発してから、
ここに到着するまでの8日の間、
全く何も食べておりませんの。
だから、フレイヤ様は、
とてもお腹が空いていらっしゃるのですわ。』
苦し紛れに、そうつぶやいたのでした。
すると、
『なんと! ずっと食事もとらずに、
俺の為に急いで、ここまで来てくれたのか。
可愛そうに、可愛そうに、
さあさ、フレイヤよ、どんどん食べておくれ。』
霧の巨人の王スリュムは、
食欲旺盛なフレイヤを何とも気の毒がり、
ご馳走をもっと並べる様、召使いたちに命令したのです。
更に並んだご馳走を見た花嫁は、
再び食欲に火が付き、目の前の食事を食べ漁るのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとでしたぁ♪

おしまいっ。