巨人から、 神々と人間を守るために戦う 雷の神のトール。
そのトールの大切な武器、 ミョニルが 突然消えたのです。
困ったトールは、 ロキと一緒に・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』       前回の記事 『スリュムの花嫁 12』





巨人たちは自分たちの身体が大きいので、

アースガルドで1番、身体が大きなトールが花嫁でも、

さほど大きく見えない為に、

見た目では、花嫁がフレイヤでは無く、

偽物だとは気付いていないようです。



しかし花嫁のトールが、ご馳走に手を出してからが、

驚きの連続だったのです。



婚礼に招かれた客たちは、

驚いて花嫁をジロジロと眺めました。



余りに空腹を覚えたトールは、

自分の役割を、すっかり忘れてしまったです。

目の前にあるご馳走を、

片っ端から貪るように平らげていくのです。



魚も、肉も、酒も、そこに並んでいる全てを

花嫁は恥じらいも無く、がつがつと食べるのです。

子牛の丸焼きをも、ペロリと一人で平らげる有様です。



その様子に驚いたのは、巨人のお客だけではありません。



ロキも同じです。



ロキは散々、山羊の車の上でトールに、

フレイヤの様に、上品に振る舞うよう忠告をしたのに、

これではトールの大切なミョニルを取り返す前に、

花嫁がフレイヤでは無いことが、発覚するかもしれません。



ロキは焦り、トールの事を

肘で小突いたり、足を蹴飛ばしたりしましたが、

トールはご馳走に夢中で、全くそれに気づかないのです。




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おしまい。