巨人から、 神々と人間を守るために戦う 雷の神のトール。
そのトールの大切な武器、 ミョニルが 突然消えたのです。
困ったトールは、 ロキと一緒に・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『スリュムの花嫁 2』
鷹に変身したロキは、スピードをグングンあげながら、
『トールの大切なミョニルが失くなるなんて、
巨人が盗んだのに、違いないさ。』
そう思いを巡らせながら、
巨人の国のヨーツンヘイムへと向かったのでした。
やがてヨーツンヘイムへと到着したロキは、
感だけを頼りに、巨人の国の上空を飛び回るのです。
すると、そこには霧の巨人の王のスリュムが、
緑の丘の上に座りながら、寛いでいるのが見えました。
霧の巨人の王は、
乗ってきた馬のタテガミを、木の櫛で梳いていました。
さらに抜けたタテガミに、金の糸を混ぜながら
王の獰猛な猟犬たちの首輪を、
1つずつ編んでやっているところでした。
鷹のロキは、そのすぐ近くに舞い降りると、
ロキの本当の姿に戻りました。
ロキを見付けた、霧の巨人の王スリュムは、
『アースガルドの者が、
何故一人っきりで、巨人の国に来たんだい?
探し物か?
それとも神々の具合でも悪くて、
薬草でも探しに来たのか?
それとも、妖精どもの具合が悪いのか?
一体、何用があってここにいるのだい?』
と、訊ねたのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。