遠い昔、 長い大戦の末に アース神族とヴァン神族は 永遠の平和を誓い合いました。
その誓いを忘れぬ為に、 神々の王オーディンは、 1人の人間を作りだしました。 しかし ・・・
地底へと降りていくと、
やがて大きな鍾乳石が垂れ下がったり、
地面から伸びている、大きな洞穴が広がっており、
すでに大勢の小人が集まって、酒盛りをしていたのです。
よく見ると、酒や食べ物が置かれたテーブルは、
ゴツゴツとしているけれども
とても立派な長い1枚の岩板を伐り出して、作られています。
他にも、食べ物が盛られている皿、
それに肉を切り分けているナイフや、
小人たちの持っている鎚や、小刀など、
どれもこれも、見事な細工がされた物ばかりです。
クヴァシルは、見事な装飾に目を奪われながら、
小人たちが話していることを耳にしました。
小人たちの話題の中心は、この世の損得勘定の事、
金銀宝石などの財宝の話し、
女のこと、
妬みからきた復讐など、
業と、欲にかられた話ばかりだったのです。
クヴァシルは、それら醜い話しには参加せず、
美しい装飾品や、立派な工芸品を褒めながら、
小人たちと、酒の席を楽しんだのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。