遠い昔、 長い大戦の末に アース神族とヴァン神族は 永遠の平和を誓い合いました。
その誓いを忘れぬ為に、 神々の王オーディンは、 1人の人間を作りだしました。 しかし ・・・
賢く優れたクヴァシルは、
この世にある、9つ全ての世界での出来事や、
神々の偉業など、沢山の物事に強く興味を持っておりました。
そして持って生まれた賢さや、
優れた才能を、更に磨き上げながら、
多くの知識や知恵を増やす為に、旅をしているのです。
事実、クヴァシルは世界中の物事を、
何でも良く知っていました。
小人も、人間も、巨人も、また神々でさえも、
クヴァシルに、どんな質問をしたとしても、
誰もが、納得し満足する答え方をしてくれるのです。
クヴァシルは、誰の質問に対しても、
決して直接的な答えは返しません。
皆に考える、と云う行為を楽しませるために、
最大の手がかり、足がかりの言葉を与えたり、
質問に対して、簡単な質問を返してやりながら、
誰もが自分の質問に対し、自分で答えをひも解き、
自分自身で、その答えを見つけだし、
誰もが最後には、満足を得られるように導いてやるのです。
沢山の知識と、美しい言葉を
数多く知っているからこそ出来る答え方、教え方、
これがクヴァシルの賢さ、優れた才能だったのです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。