オーディンの両の目が まだあった時、
オーディンと 妻のフレッガは、 人間の農夫と化して、
ミッドガルドのゴート族の王子らに、 王としての道を教えます。
教育された王子たちは、 その後 どのように行動をするか・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『グリームニルの言葉 17』
オーディンは、大広間に入ってきました。
するとそこには先ほどの、馬に乗った男たちが、
大勢で食事をしている最中でした。
オーディンは、男たちの中の1人、
ゲイルロドの姿を確認すると、
その男に向って、
『私は、旅の者です。
火の傍で食事を貰いながら、休ませてもらいたい。』
と、伝えたのでした。
しかし、どこから来て どこに向かうなど、
旅の目的を ゲイルロドが訊ねても、
オーディンは 何も話そうとしませんでした。
ゲイルロドは、この時、
少し前にやって来た、女の言葉を思い出しました。
オーディンの妻のフレッガが、
ゲイルロドへと差し向けた、侍女のフッラの伝言、
旅の魔法使いの話しをです。
ゲイルロドは、
『挨拶も、話もまともに出来ない奴ならば、
まともに話が出来る様に 教えてやるまでだ。』
そう言い放つと、
手下に、オーディンを捕えさせ、
身体中を縛り上げ、蹴飛ばすと、
柱に鎖で縛りつけてしまったのです。
そして柱の周囲に、薪を高く積み上げさせたのです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。