オーディンの両の目が まだあった時、
オーディンと 妻のフレッガは、 人間の農夫と化して、
ミッドガルドのゴート族の王子らに、 王としての道を教えます。
教育された王子たちは、 その後 どのように行動をするか・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』       前回の記事 『グリームニルの言葉 10』





その頃、アースガルドオーディンフレッガは、

神々の館の一番奥、死者の部屋『ヴァラスキャルヴ』の

千里眼の椅子『フリズスキャルヴ』に腰かけ、

2人で毎日 世界中の様子を見ておりました。



この時のオーディンは、

ミーミルの泉で賢さの水を飲み、

その代償で、右目を失っていたのです。

しかしその貰った賢さを存分に使い、

世界中の国や王たちを見渡しながら、

人間たちに 危険や不幸が起きていないかを 見守っておりました。



そしてある日、ゴート族の国を見渡している時

オーディンフレッガに、

『お前が養ったアナグルは、どこに行ったのだ?

 私が養ったゲイルロドは、立派に成長し、

 父親の跡を継ぎ、王となったぞ。』



すると、フレッガ

『でもねオーディン

 このゲイルロドはとても強欲な上に、残虐な様子ですよ。

 客が来ると、もてなす様にみせかけて、

 その後に拷問にかけているようです。』

と、オーディンに言ったのです。



『それは何かの間違いだ。

 拷問するのは、客に原因があるからであろう。』

と、オーディンは顔をしかめたのでした。





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おしまい。