オーディンの両の目が まだあった時、
オーディンと 妻のフレッガは、 人間の農夫と化して、
ミッドガルドのゴート族の王子らに、 王としての道を教えます。
教育された王子たちは、 その後 どのように行動をするか・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『グリームニルの言葉 4』
時々、兄のアグナルも、
オーディンや弟と共に、狩りに出かけたました。
しかし心優しい兄は、狩猟にはむかず、
弟のゲイルロドが いつも狩猟は勝ってしまうのです。
その度に、オーディンは、
『ゲイルロド、お前は兄より勝っている。
素晴らしい勇士になれるぞ。』
と、何度もゲイルロドを褒めるのでした。
そんな長兄のアグナルは、いつもフレッガの傍に居りました。
フレッガは糸を紡いだり、
紐や縄を編んだりしている間中、
アグナルに、語りかけ、
教養を身に付けさせ続けたのでした。
アグナルもフレッガの話を、
一言も聞きもらすまいと、熱心に聞き入るのでした。
アグナルは、どんな風にしてアースガルドが出来たのか。
ミッドガルドが出来たのか。
アースガルドに住まう神々の話、
またその神々が、どのようにしてミッドガルドの人間を
巨人たちから守ってくれているか等、
多くの事を聞き学んだのでした。
アグナルは、口には出しませんでしたが、
フレッガから これらの話を聞き、
自分の命をかけても、神々の手伝いをさせてもらいたいと、
心から思う、そんな心優しき王子だったのです。
またアグナルは、質問も良くしました。
そしてこの冬の間中で、
どんどんと賢さと、思いやりを手に入れたのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。