偵察に行ったまま、 戻ってこない オーディンのカラスたち。
そのカラスたちが やっと戻ってきた時に感じた、 不吉な前兆・・・
その不吉な影の正体を探るべく オーディンと神々は・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『オーディンの犠牲 11』
旅人ガグンラーズと 名乗っているオーディンは、
濃い紺色のマントを着て、
手には木の杖をもった 歩いて旅に出ました。
この時のオーディンの姿は、
相手がミッドガルドの人間ならば、人に見えます。
しかし、相手がヨーツンヘイムの巨人ならば、
同じ様に巨人の姿に見え、
そうやって無防備な状態を 防御をしていたのでした。
さて幾日も歩き、ミッドガルドの外れの、
ヨーツンヘイムにほど近い所で
旅人のオーディンは、
大きな牡の鹿に乗った、一人の巨人と出会いました。
そして、話を交わしたのです。
『あなたは、どなたでしょうか?』
そう旅人のオーディンが 牡鹿の巨人に訊ねました。
『俺は巨人の中で一番賢い、ヴァフスルーズニルだ。』
と、巨人はこたえたのです。
ヴァフスルーズニルと答えた巨人を、
オーディンは、カラスたちから聞いて知っていました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。