偵察に行ったまま、 戻ってこない オーディンのカラスたち。
そのカラスたちが やっと戻ってきた時に感じた、 不吉な前兆・・・
その不吉な影の正体を探るべく オーディンと神々は・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『オーディンの犠牲 8』
オーディンの妻フレッガは、3人のノルンたちを見ました。
フレッガは驚き、その顔は悲しみに変わりました。
そしてそのまま、息子のバルドルを見つめました。
次にバルドルの妻のナンナを見て、
悲しみを顕わに、涙を流したのでした。
オーディンは、ノルンたちから視線をはずし、
『私は、これから少しの間、
アースガルドから旅に出ることとする。』
そう言うと、妻のフレッガを見つめました。
『わかりました。
広いこの世界に、やるべきことが沢山あるのですね。』
フレッガは、オーディンにつぶやきました。
するとオーディンは
『私は、将来起きるであろう 最悪の事態を、
少しでも良い状態に変えれるものなら、変えたい。
神々にも 人間たちにも、
少しでも良い未来を残してやりたい。
その為には、今持っている知識を、
なんとしても もっと良い知恵に変えなければ、
未来は変わらぬであろう。』
そう呟いたのです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。