偵察に行ったまま、 戻ってこない オーディンのカラスたち。
そのカラスたちが やっと戻ってきた時に感じた、 不吉な前兆・・・
その不吉な影の正体を探るべく オーディンと神々は・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『オーディンの犠牲 7』
オーディンは、ノルンたちの目をしっかりと見ました。
最初は白髪の長女ウルズを見て、
続いて次女のヴェルザンディ。
そして最後に 未来を見越せる末のスクルドの目を
じっと覗きこんだのです。
オーディンがノルンたちの目を見ている間中、
チュールも バルドルも、トールも、
泉の上を滑るように泳ぐ、白鳥の囁き声や、
最善の樹 トネリコの大樹、ユグドラシルから
枯れた葉が落ちてくる音に、
静かにじっと耳を傾けておりました。
やがてオーディンは、
3人のノルン(女神)たちの目を見つめているうちに、
フギンとムニンの報告してきた、
暗い影、悪い前兆の様なものが、
形となり、本物へと変わったのを感じ取りました。
必ず悪事となって起きると、確証したのです。
と、そこに3人の女神たちが、
アースガルドからやって来たのです。
オーディンの妻で バルドルの母のフレッガ。
トールの妻のシーフ。
そしてバルドルの妻のナンナです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。