アースガルドの神々を 憎み続ける巨人たち。
そんな巨人の1人の女と、 悪戯者で 浮気者の 『ロキ』 の間には、
「神々と世界を不幸にする」 と予言された 3人の子供が生まれていたのでした。
その為に この世界の未来を心配した アースガルドの神々は、
この3人の子供たちを・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『ロキの子供たち 25』
さらに別の神が呪文を唱え、
フェンリルの口に刺さった剣は、
突き刺さったまま、
決して抜けることはなく、
狼は、口を閉じることが出来なくなったのでした。
口を開いたまま、フェンリルは身体を縛られました。
その遠吠えは恐ろしく響き渡るのです。
さらに狼の口からは、よだれが後から後から流れつづけます。
そのよだれが、この小島から周囲の湖、
アームスバルトニル湖に流れ続けました。
そのよだれでできた川は、
狼が『自由になりたい』という、「ヴォーン(希望)」であり、
ヴォーン川と呼ばれるようになったのです。
それはまるで、ロキの次男のミッドガルド蛇と呼ばれる大蛇が、
海の底で、余りに大きくなりすぎて、
もてあましている自分の尻尾を飲みこみながら
『神々の最後の日』を待ち続けるように・・・
それはまるで、ロキの末の子供のヘルが、
死体と共に、死の霧の中で『その時』を待っているように・・・
フェンリルもまた同じように、
神々の最後の時、
『ラグナレク』を待ち続けることになるのです。
『ロキの子供たち』 おしまい。
これで、 『ロキの子供たち』は おしまいです。
次回からは、 『オーディンの犠牲』 が始まります。 一体 オーディンは、 何を犠牲にするというのでしょう? どうして犠牲が 必要だったというのでしょう・・・?
どうぞ、また読みに来て下さいね。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。