アースガルドの王オーディンと、
その愛人である 女神フレイヤの娘 『フノッス』。
愛らしいフノッスは、 アースガルド中の神々に 愛されておりました。
それは城壁で 虹の橋の見張りをしている ヘイムダムも同じです。
フノッスも ヘイムダムが大好きでした。
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『フノッスとヘイムダム 3』
ヘイムダムは、幼いフノッスに昔語りをするのでした。
『この世に、アースガルドの国も無く、
お前のお父さんのオーディンもまだいない、
ずっとずっと大昔はね、
空も大地も海も川も何もかもが、
グチャグチャと、まざり合っただけのものだったんだよ。
その時にあったのは、
深くて大きな穴だけだったんだよ。』
フノッスは、この不思議な話に引き込まれて行きました。
『この大きな穴の名は、ギンヌンガガップ。
ギンヌンガガップの北側には
冷たい氷ばかりの寒い場所を、ニブルヘイムと呼んだ。
逆に南側には、灼熱の炎の世界、
ムスペルと云う、とても暑すぎて
人も神も住めない場所が広がっていたんだ。』
『ふうん。それから?』
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。