神々の王オーディンと、 その妻フレッガのみが
座ることを許されている千里眼の椅子 『フリズスキャルヴ』。
それに誰の許しも得ずに、 腰をかけてしまったフレイ。
そこでフレイが見たものとは・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『フレイの恋煩い 14』
再び谷の下へ向かいながら、スキールニルは大声で
『主人の為に働こうと云う者にとって、
怖いもの知らずで、命知らずのほうが、
意気地なしより、よっぽどましなのさ!
命の長さも、命が尽きるその日も全て、
大昔に定められているのだから、
堂々、精一杯 生きぬくことが大切さ!』
そう叫びながら、坂を下って行ったのです。
一方そのころ、ゲルズの館の中では
館の外で、大きな声が聞こえて来たり、
犬たちが吠えたり、
『いったい、何が外で起こっているの?
今、地響きもしたわ。』
ゲルズが、召使いたちに尋ねていたのです。
すると、
『垣根の外に、見知らぬ男が来ているのです。
地響きは、その男が馬から下りた時に起きたのですよ。
あ、今はその男が馬に草を食べさせ始めましたよ。』
そう召使いは、ゲルズに言って聞かせておりました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。