ロキが持ち帰った 『金の糸』、
そしてブロッグが持ってきた 『空飛ぶ黄金の豚』 に心を奪われたのは、
神々の王オーディンの愛人 女神フレイヤ。
黄金欲しさに、この女神が取った行動と代償とは・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』       前回の記事 『女神フレイヤと首飾り 16』





ハエは、屋敷の中を飛び回り

フレイヤの娘や、召使いたちが皆

寝ているのを確認したのです。

その後でロキは、フレイヤを探し回りました。



フレイヤは、明かりを消して寝ていました。

しかし女神自身が放つ光で、

その部屋は昼間の様に輝いていました。



ロキは眩しさに、目を細めながら女神の周りを飛びました。

すると直ぐに女神の喉元に、

黄金の首飾りがかかっているのを見付けました。

しかし留め金は、女神の首の下側になっています。

とても、外すことは出来そうにありませんでした。



そこでロキは、また変身の呪文を唱えると

今度はノミに姿を変えたのです。

変身したロキは、フレイヤの白く艶やかな頬に座りました。

そして思い切り、とがった口でその頬を刺したのです。



フレイヤはうめき、寝返りをうちました。

ノミのロキは彼女の頬から、床に落ち、

そこで本当の自分の姿に 戻ったのです。

ロキは急いで、女神から首飾りを外すと、

今度はロキの本当の姿のまま、

女神の館の扉から閂(かんぬき)を外し、

堂々と出て行ったのです。





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おしまい。