ロキが持ち帰った 『金の糸』、
そしてブロッグが持ってきた 『空飛ぶ黄金の豚』 に心を奪われたのは、
神々の王オーディンの愛人 女神フレイヤ。
黄金欲しさに、この女神が取った行動と代償とは・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』       前回の記事 『女神フレイヤと首飾り 10』





ロキは、フレイヤが洞窟を出る直前に

先にアースガルドへともどって行きました。

そしてその足でロキは、

フレイヤの主人であり、

神々の王オーディンの元へと、向ったのです。



『俺に、不公平な判決をしたオーディンに、

 これで復讐できる。

 俺に痛い思いをさせた、アースガルドの王に、

 これで、悲しみをくれてやれる!』

そうニタニタとつぶやきながら、

飛ぶように走って行ったのでした。



その時オーディンは、神々の館の一番奥にある、

死者の部屋『ヴァラスキャルヴ』で

千里眼になれる椅子『フリズスキャルヴ』に腰かけ、

一人ボンヤリと、

突如いなくなったフレイヤのことを、考えていたのです。

両肩には、広い世界の全てを知り尽くしている

2羽のカラスが両肩にそれぞれ とまっています。



そこにせわしなくロキがやって来たのです。

その姿を見たオーディンは、

『何か用か。』

と、低い声で問いかけました。





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おしまい。