小人の国から宝物を持ち帰り、それを自慢するロキ。
そのロキの自慢を、否定する小人のブロッグ。
この二人の言い合いの結末は・・・




お話しの始まり 『北欧神話 1』       前回の記事 『小人のブロッグ 15』





エイトリ、俺たちの勝利だ!』

ブロックは大声で叫びました。



『そうとも、こんなに素晴らしく、

 神々の役に立つ贈り物を、俺たちは作ったんだ。

 それに こんなに素晴らしい贈り物を

 神々にする者は、今まで一人も居なかっただろうよ。』

エイトリも、大声で叫ぶのでした。



二人は肩を組みながら、

ロキの首を、この炉の中に投げ込んでやろう!』

同時に叫びながら、アースガルドに向かう準備をするのでした。





一方、アースガルドでは、たくさんの神々が

小人たちが来るのを待って、

集会場に集まっていたのでした。

その中には、オーディンもまたトールの姿もありました。

やがてそこに、大勢の小人たちが

大きな荷物を運びながらやってきたのです。



先頭には、ブロッグがおりました。

ブロッグは、オーディンの前までやって来ると、

恭(うやうや)しく頭を下げたのでした。



小人たちを目の前にした、オーディンは、

『なぜお前たちが、スヴァルトヘイムからやって来たのかを、

 私は、見ていた。

 お前たちは、私達の役に立つものを、

 届けに来たのであろう?

 ロキが持ってきた グングニル(鑓)や、

 スキーズブラズニル(魔法の船)

 それに、美しい金の糸よりも、

 役に立つ、素晴しい物であったなら、

 私は、お前たちに勝ちを宣告することにしよう。

 では早速、それらを見せておくれ。』

と、告げたのでした。





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おしまい。