小人の国から宝物を持ち帰り、それを自慢するロキ。
そのロキの自慢を、否定する小人のブロッグ。
この二人の言い合いの結末は・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『小人のブロッグ 14』
ブロッグの目が少しずつ回復し、
徐々に物が見えるようになってきました。
そしてブロッグが そこで見た物は、
頭も持ち手も、全てが鉄でつくられている、
大きな大きな素晴しい金鎚が、
今にも、完成しようとしているのでした。
しかし残念ながら、途中で火が消えかかったために、
持ち手が極端に短くて、とてもバランスが良いとは、
言えない代物になってしまったのでした。
それでも とてもみごとな大金鎚が出来上がったのでした。
『この金鎚は、「ミョルニル」という名だ。
これは、俺が作った金鎚の中で一番すぐれた物に仕上がった。
これを振り回せるのは、力持ちのトールしかおるまい。
この金鎚は、どこに向かって投げても、
狙った的は絶対に外さない。
それに決して壊れることもない。
持ち運ぶ時には、ポケットにしまえる位に小さくもなる。
どうだ、凄い宝だろう。
このミョルニルと、
グリンブルスティ(空飛ぶ黄金の豚)
そしてドラウプニル(魔法の腕輪)の3つがあれば、
アースガルドの神々は、ロキの首を俺たちにくれるだろうよ。』
『エイトリ、俺たちの勝利だ!』
ブロックは、喜びながら叫びました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。