小人の国から宝物を持ち帰り、それを自慢するロキ。
そのロキの自慢を、否定する小人のブロッグ。
この二人の言い合いの結末は・・・
お話しの始まり 『北欧神話 1』 前回の記事 『小人のブロッグ 6』
エイトリは、大きな声で、
『ブロッグ、お前の言っている事は正しいよ。
俺は、イーヴァルディの息子たちを知っているが、
あいつらよりも、もっとすごい物を 俺様は作れるんだよ。
ただし、俺が作る物は俺一人では出来ないものばかりだ。
お前には、火の番をやって貰わねばならない。
俺が、止めて良いと云うまでは、
決して、鞴(ふいご)を止めてはならないぞ。
火が大きすぎても、小さくなりすぎても駄目だ。
いつも同じ火の大きさを保つように、
鞴(ふいご)を使って火の番をするんだ。
お前にそれが出来るか?』
ブロッグは、
『わかった。鞴(ふいご)を止めなければ良いんだね。』
と応え、二人は早速作業に取り掛かるのでした。
ブロッグは、炉の火を一定に保とうと、
鞴(ふいご)を使って 風を送り続けました。
すると、エイトリは作業場の中に消え、
やがて、その手には 金属の塊りではは無く、
一匹の大きな豚を持って出てきたのです。
その大きな豚を 金属を溶かす炉の中に放り込みました。
エイトリが豚を放り込むのを見ていたロキは、
たいそう驚き、声も出ないのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。