アース神たちに、永遠の若さをもたらす林檎の果実。
その特別な果実を守る女神の名は『イズーナ』。
この女神を、危険にさらすのは誰?




お話しの始まり 『北欧神話 1』
前回のお話し  『女神イズーナの危機 7』




はグングン飛び続けました。

そして、大きな声で

『とうとうロキを捕まえた。とうとう俺様が、ロキを捕まえてやったぞ。アースガルドの城壁を造った俺の兄への礼もちゃんとしないで、騙して殺してしまうとは何ていう奴らだ。それを企んだのは、お前だロキ!この巨人シアッシ様が、とうとうお前を生け捕りにしてやったぞ。』



は目的地に着くまでずっと、こう叫び続けたのでした。



ロキをつれたまま、ミッドガルド(人間の国)とヨーツンヘイム(巨人の国)の境にある川を越え、さらには巨人の国をも遥か遠くに飛んでいくのです。



徐々に景色が変わり、鷲の飛ぶ遥か下には、氷と岩ばかりが見えるようになってきました。

すると突然、は、大きな氷山の真上で飛びながら大きく体をゆすったのです。

その途端、胸に刺さっていた串は抜けおち、ロキもろとも 氷の山の上へと落ちて行きました。



はまたロキに向って叫びながら、上空で円を描きます。

ロキ、お前はとうとう俺様の思う通りになった。アースガルドで一番悪賢いお前が、とうとう俺の得物になったんだよ。』

そういうと、ロキを氷山の上に置いたまま遥か遠くの山の方へと飛んで行ってしまったのでした。





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おしまい。