アース神たちの住まう地域『アースガルド』を取り囲む城壁は、アース神族とヴァン神族の戦いの為にすっかり壊れ果てていた。
その壊れ果てた城壁を作り直すのは、一体誰?




お話しの始まり 『北欧神話 1』
前回のお話し  『アースガルドの城壁造り 18』




ロキは、オーディンアース神たちが、必死の形相であるのを見渡して「こりゃ、本当にまずい!」と悟りました。

そう悟ったロキは、

『誓います、誓います!たとえ、どんな犠牲を払おうとも、建築士がこの賭けに負ける様に、なんとか取り計らってみます!』



その日の夕方、建築士は彼の馬の『スヴァディルファリ』をひいて、弾むような足取りで石切り場へと歩いていきました。



もう直ぐ城壁は完成し、必ず美しい『フレイヤ』を妻に迎えられると思うと、ますます足取りは軽やかになるのでした。

それにフレイヤを貰うばかりでなく、『太陽』も『』も一緒に手に入るのです。

アースガルドの神々どころか、ミッドガルの者たちにも、たいへん貴重なものを次々と貰うことで、アース神族全員に、凄まじいダメージを与えるという、≪おまけ≫までをも、建築士は得られると思うと心が益々弾むようで、鼻歌混じりに歩いてしまうのでした。





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おしまい。