アース神たちの住まう地域『アースガルド』を取り囲む城壁は、アース神族とヴァン神族の戦いの為にすっかり壊れ果てていた。
その壊れ果てた城壁を作り直すのは、一体誰?




お話しの始まり 『北欧神話 1』
前回のお話し  『アース神とヴァン神の戦い 8』




神々の黄金の時代よりもずっと後、しかし時間の流れの中ではもっともっとずっと以前のことです。

アース神たちとヴァン神たちとの間の戦いからは、ずっと後のことです。

ヴァン神らが戦いの魔法を使ってアースガルドに張り巡らされた城壁を壊してしまったのです。

積み上げられていた石の城壁は見るも無残に、ただただ石がアースガルドの周辺をぐるりと輪になって転がっているだけになってしまっていたのです。

錆びれはて、城壁の高さを残している所には、ワシやカラスの棲家になってしまったのでした。



アースガルドを邪悪な者たちから守るために城壁を造り直すことを、アース神たちは心から願っておりました。

しかし再建する為には、重い石を自分たちで何度も何度も運ばねばなりません。

そんなこと、神々は誰もやりたいとは思わなかったのです。

ですから再建のめどは立たず城壁は壊れたまま、ワシやカラスたちのすみかと成り下がり、好き勝手をされる状態になっていた頃のお話しです。





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おしまい。