雪と氷に阻まれた極寒の世界と、襲いくる炎の世界。
この二つの世界が、全ての生命の誕生の源でございます。




お話しの始まり 『北欧神話 1』
前回のお話し  『天地創造 10』




美しい娘の『太陽』は、『』の後からついて行きます。

太陽』は2頭立ての戦車(早く走れる馬車)で旅をします。

いつも早起きの馬は、アルヴァクと呼ばれています。

もう1頭はとても強靭で、名をアルスヴィドといいます。

『ボル』の三人の息子たち(オーディン・ヴィリ・ヴェー)の子孫の『アース神』たちは、この2頭の馬たちが、美しい『太陽』が導く太陽の熱で暑くならないように、馬の肩甲骨の下に冷気が出る様にと、鉄の鞴(ふいご)(空気を送る道具)を付けてやりました。



ところで美しい娘『太陽』が、いつも焦るように、急いで太陽を導いているのには実は訳があるのです。

それは美しい娘『太陽』は、悪い狼の『スコール』に常に追われているからでした。

この狼は、隙あらばいつでも『太陽』に咬み付こうと、唸り声をあげながら追い続けているのです。



また美しい娘『太陽』の前にも、実は狼がいるのです。

この狼は『ハティ』と呼ばれ、美しい息子の『』を狙っているのです。



この2匹の狼の『スコール』と『ハティ』は、ミッドガルド(中つ国)の東の『鉄の森』と云う処に住む、年老いた女の巨人の息子たちなのでした。





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おしまい。