雪と氷に阻まれた極寒の世界と、襲いくる炎の世界。
この二つの世界が、全ての生命の誕生の源でございます。




お話しの始まり 『北欧神話 1』
前回のお話し  『天地創造 4』




ボルの三人の息子 (オーディンヴィリヴェー) が生まれてから、どれほどの時が流れたことでしょうか?



その頃、ギンヌンガガップの裂け目には、霧の巨人ユミルの子孫ばかりがどんどんと増え続けたのです。

数を増やした巨人の子孫たちは、やりたい放題暴れておりました。

この状態をボルの三人の息子たちは、とても困った問題だと考えました。

やがて暴れる巨人を、憎むようになっていったのです。

そしてついにボルの三人の息子たちは、巨人たちの祖のユミルを殺したのです。

するとユミルの傷からは、あとからあとから血が溢れ出てきます。

その勢いは激しく、巨大な川の流れのようになったのです。

その大河と化したユミルの血は、瞬く間に霧の巨人の子孫たちを飲みこみ溺れさせたのです。

やがて巨人の子孫は、『ベルゲルミル』とこの妻以外は全て溺れて死んでしまいました。





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おしまい。