この記事は、穂吉のブログの「2013-01-03 16:33:12」にUPした『日本の神話233. ~第四部 大和朝廷~ =第二三章 顕宗(けんぞう)天皇=』という記事を再編成してUPしています。
最初のお話し 『日本の神話01』 前回のお話し 『日本の神話232』
この回も、大君、袁祁王(をけのおおきみ)
(顕宗天皇(けんぞうてんのう))様の御世のお話しです。
袁祁王様は、ご即位されると同時に、
兄の、意祁王(おけのおおきみ)様とともに、
即位される前の雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)に殺された、
父の市辺忍歯王(いちのへのおしはのおおきみ)様の御陵を造るべく、
下々の者に命じて、そのご遺骨を探させました。
近江国(おうみのくに)のくたわたの蚊屋野(かやの)の地にて、
父君と大長谷命(おおはつせのみこと)(雄略天皇)が狩りをしていたことを
袁祁王様は御存じでしたので、
その地をくまなく捜索させました。
父のご遺体を埋めた上に
雄略天皇は、その場所を踏みならし、さらに葉を撒くなどして
場所が特定出来ぬようにしておいたので、
探し出すことは、極めて難しい状態でした。
そこで、袁祁王様は、
付近の民たちの中に何か知っている者がいないかを
家臣に探させたのでした。
すると賤しい身分の老婆が、1人で都まで出てまいり、
天皇に拝謁(はいえつ)したいと申し出たのです。
『天皇のお父君のご遺骨を埋めた場所を、
私は良く知っていますよ。
それにその骨が本当にお父君の物であるか確かめるには、
その骨の歯を見ればわかるのですよ。
天皇のお父君の歯は、三つ又の八重歯があったのですから。』
そう老婆は申したのでした。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
おしまい。

