この記事は、穂吉のブログの「2012-11-27 16:35:00」にUPした『日本の神話197. ~第四部 大和朝廷~ =第十七章 履中(りちゅう)天皇=』という記事を再編成してUPしています。
最初のお話し 『日本の神話01』 前回のお話し 『日本の神話196』
先の天皇、
大雀命(おおさざきのみこと)(仁徳天皇)様と、
皇后、石之日売命(いわのひめのみこと)様の皇子様の
大江之伊邪本和気命(おおえのいざほわけのみこと)様は、
磐余若桜宮(いわれのわかざくらのみや)にて
天の下をお治めになられ、
のちに、履中天皇(りちゅうてんのう)と呼ばれます。
この天皇が葛城襲津彦(かつらぎのそつひこ)の子の
葦田宿禰(あしたのすくね)の娘の、
黒比売命(くろひめのみこと)様とご結婚され、
お生まれになりました御子は、
市辺忍歯王(いちのへのおしはのおおきみ)
(のちの第23代 顕宗天皇と、第24代 仁賢天皇のお父君)様、
御馬王(みまのおおきみ)様、
そして 青海郎女(あおみのいらつめ)(またの名を飯豊郎女(いいとよのいらつめ))様の
御三柱の御子様でございます。
さて、お話しはこの天皇の弟君、
墨江中津王(すみのえのなかつおおきみ)様の
謀反の話から始まります。
履中天皇は、父君である仁徳天皇の崩御後の喪が明けると、
葛城襲津彦(かつらぎのそつひこ)の孫娘の
黒比売命様を妃(皇后)として都へとお呼びになられました。
そして、婚儀の日取りを伝える為に、
同母弟君の、墨江中津王様を
黒比売命様の元へと向かわせたのです。
この時、墨江中津王様は、
ご自分を兄君の履中天皇と偽って名のり、
美しい黒比売命様を
穢(けが)れさせてしまったのです。
この時、黒比売命様は、
天皇が直々に姫様自身にお会いにいらっしゃったことに驚き、
あまりに恐れ多いことであるがゆえに、
この偽の天皇である墨江中津王様の顔を
一度も見ることがありませんでした。
ただこの時、墨江中津王様は、
いつも身に着けていた鈴を、
姫の寝所に落としてきた事に気がつきませんでした。
- 追 記 -
「磐余若桜宮(いわれのわかざくらのみや)」とは、現在の奈良県桜井市池之内の稚桜神社か?その付近と言われているようです。
それからここに出てまいりました、『葛城襲津彦(かつらぎのそつひこ)』という人物は、度々出てまいります、各天皇の重臣で、大変な長寿の『建内宿禰(たけうちのすくね)』の子供です。
そしてこの17代天皇の『履中天皇』の「母君」であり、前天皇、『仁徳天皇』の、とっても嫉妬深い「皇后」の『石之日売命(いわのひめのみこと)』様も、この『葛城襲津彦(かつらぎのそつひこ)』の娘です。
『履中天皇』には、同じ母君の弟が、今回出てきたすぐ下の弟の『墨江之中津王(すみのえのなかつのおおきみ)様』以外に、のちのの第18代天皇『反正天皇』の『蝮の水歯別命(たじひのみずはわけのみこと)』様、それからそののちの第19代天皇『雄略天皇』の『男浅津間若子宿禰命(おあさづまわくごのすくねのみこと)』様とがいらっしゃいます。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
おしまい。

